小倉文月の雑記

老後は京都で暮らしたい

いちごのショートケーキのレッスンに参加して気づいたこと。まあいいか、という考え方。

3年前お菓子作りがしたくなりオーブンを購入。諸般の事情で1年手付かずの期間を挟み、2年前、希望するレッスンに申込したものの新型コロナの流行が始まり、緊急事態宣言が発出された事により開催中止。再開まで待つ事が出来ず、なかしましほさんの著作を購入し、シフォンケーキやパウンドケーキを焼きました。未経験者には書籍だけでは疑問が解消が難しくcottaの動画レッスンを繰り返し視聴し不明点を補いながら、一月に7、8回はケーキを焼いていました。

 

いよいよ昨年2021年はレッスンが再開。某お菓子研究家の方が主催する単発制の教室に13回参加しました。13回目に「上手くなった」と講師の方に言っていただきましたが、上達、というにはおこがましいものの、手際が少しずつ良くなってきたのは、自身でも自覚する事が出来ました。

 

プロから教えていただく技は小さな事でも膝を打つように、なるほど、と思う事が沢山。書籍・動画も素晴らしいツールですが、対面の有料レッスンの価値を改めて認識させていただく事で、学びに対する料金を払う基準を身に付けられました。

 

参加しているレッスンが、春から秋にかけて開催される事から、今年初のレッスンとして、久しぶりに参加し、いちごのショートケーキを作ってきました。

 

生地を作って焼き、上下半分にスライス。クリームといちごを挟み、周辺にクリームを塗り、上部にデコレーションして仕上げる、という工程で、ひとり一台を作ります。参加しているレッスンは毎回、一人一つ仕上げるタイプですが、取り組み方はそれぞれです。

 

ベテランで早く美しく仕上げる方、お菓子作りはそれなりにしているけれども、じっくりじっくり綺麗に出来るまで手を加える方。

 

ショートケーキ作りでは、周辺にクリームを塗るナッペと、上部に絞り出すクリームがメインイベントでしょうか。丁寧に塗っても、絞り出しても、初めての私は美しくは出来ない、まあそこそこでいいし、なるべく触りすぎず仕上げたい、というのが私のスタンスです。レッスンで流れとコツを教えて貰いながら一度作り、反省点に気を配りながら2回3回と取り組み、言わばPDCA回しながら少しずつ美しく仕上げられるようになれればいいかな、と。

 

中学生の頃、編み物の目が少しでも歪んだら解いて編み直しするので、結局、仕上げる事が出来ませんでした。そして、誰よりも美しく仕上げたいとも思っていました。何度もやり直したり、最も美しく仕上げたい、と思っていた頃は常に疲れていましたが、レッスンでじっくりじっくり取り組んでいる方が疲れているようにはお見受けせず、寧ろ、その工程を楽しまれているご様子です。

 

自分にあった物事に取り組む姿勢気づけて良かったな、ということをショートケーキの仕上げを通じて痛感した数日後、voicyのこちらの放送を聞いて、「まあいいか」が身についてきているな、と実感しました。

 

自分を知ることを、これからも大切にしていきたいと思います。

 

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講師の方によっては、もう少し綺麗に仕上がるよう頑張って、と思っていらっしゃることも感じられますが、わたしは私で。
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いびつなクリームの絞り出し、いちごもあるものを全部のせるよっ、てことで大体こんな感じでOKを自ら出しました。


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それでも、十分に美味しく仕上がってました。